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2007年11月27日 (火)

Mail9

この筆は23年前に初めて購入した久保田号製の「空有」(当時40000円)です。
相当使い込んでいるので墨の膠がしみ込んで黄色くなっています。肉眼だと金髪に見えるんですよ。ちなみに隣に写っている黒ずんだ筆は僕の筆ではありません。墨汁を使っているものは金髪にはならないのです。

さて、森大衛がこの筆で書いた作品はほとんどありません。使い込んでいるのにないんですよ。それは作品を書いている途中でこの筆で書くのは辞めて別の筆で仕上げてきたから。なぜそうなのかというと特に理由はなく自然にそうなってしまったから。この筆は一向に日の目をみない少し可哀想な筆といってもいいかもしれません。

ところがところが、この筆を使ってうちの生徒が良い作品を残してくれているんですよ。

Dokuritsu2005_005_002

この作品は2005年の独立書展で秀作を受賞した「戯」です。

ちなみのこの筆とこれを書いた生徒は同い年です。今年もこの筆で書いていました。

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コメント

たとえ日の目をみられなくても、長い間使いこんでもらえて、
同い年の生徒さんから受賞作品が生まれて、
筆にとっては本望なんじゃないかな・・・と思いました。
今回も「真面目ブログ」ならではのステキなお話でした。

次はどんなまじめなお話が聞けるのか楽しみですが、
タイトルから「仮」がとれるのは、いつなのか気になってます。

投稿: rie | 2007年11月29日 (木) 22時53分

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