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2007年12月 4日 (火)

家族愛

Mail12

この作品『家族愛』は、今年の頭にサティの新春福袋作品として、お客様からご依頼をうけて書きました。


ほのぼのと和やかで温かい家族をイメージして、丸みのある線をゴムを弾ませるような筆致で、ほどよくバランスに強弱をつけながら構築して書きました。


きっとそのご一家は素敵なご家庭を築いておられることと思います。


さて、この作品を書いた森大衛の家族はというと、うちの家族間に家族愛はありませんでした。断言してしまうと語弊があるけど、一般的にイメージするほのぼのムードは全くない。森家で「家族愛」なんて言葉を口に出すなんてありえない。


たとえば、うちの親は僕が書道やスポーツで入賞しても「よかったね」とも「頑張ったね」とも言わない。むしろ「入らなかったら恥ずかしい」と言われ、入賞してもご褒美など一切ナシ。

ちなみに小学生の頃からの作品は、親が保管していたわけではなく、自分でとっておきました。


でも、そんなに素っ気なさには理由があって、「どんなに評価されても傲り高ぶるな、自慢高慢行き止まり。」ということを進言するのが親というスタンスだったんですね。


また、僕が通っていた学校の指導法として、「おこづかいなどのご褒美をちらつかせて勉強やスポーツをさせないでください。それが目的ではなくご褒美が目的になるから。」という姿勢があったので、それを忠実に守っていたのかもしれないです。


そのかわり、目的に対する出費はそこそこしてくれたように思います。書道の筆は、小学生にも関わらず大人が作品用に使う高級羊毛を使わせてくれたし、バレーのシューズもプロ仕様のものを使っていました。なぜそれが必要かを説明しなければ買ってもらえませんでしたけどね。


それも家族のあり方として決して間違ってはいないですよね。


追記:ちなみにこれは昨年放送されたフジテレビ『芸能人の親ばか大集合グチに暴露にお説教!笑いと涙の授業参観』にて優勝の女優福田沙紀ちゃんに贈られた作品。お母さん僕のファンでいてくださって大変喜んでくださいました。f(^_^;

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コメント

初めて書かせていただきます。
私は富山県の人間です。
私は、子供をつい叩いてしまう母親です。(おかしなことを書いてすいません)以前、ここで拝見させていただいた「家族愛」の字が、どうしても心に残っていて、もう1度見にきてしまいました。
私が、母の手によって育てられていないのと、自分の子供を愛してはいるのに…という、そんな想いが、先生の書かれた「家族愛」をイメージした字に、惹かれる理由なのかも知れません。本当に、うちに飾っておきたいぐらい。心が柔和になります。
また、お訪ねします。また、見たくなると思うので。

投稿: なんと | 2008年2月15日 (金) 00時39分

そうそう、少しは褒められたいよね。

でも、褒められるならその道のエキスパートに褒められるのが
一番嬉しいですよね。

その言葉が「褒められてる」のか「おだてられてる」のかは、
聞く側もニュアンスでわかるし、褒める側の信用性にも関わるし。

うちの生徒なんかは「おだて」には釈然としない顔で、
「なに言ってるのこの先生」みたいな空気になる。(^^;

褒める側も褒められる側も褒める内容やタイミングが大事ですね。

それが運命を左右する場合もあるかもしれないし。

投稿: 大衛 | 2007年12月 4日 (火) 11時11分

素敵なご両親ですね。ちょっと私の両親にも似ていますよ。
でも私は褒められて伸びるタイプだと自分では思っているので少しは褒められたい…笑
森先生にお会いしたことはありませんが(福島にも来てください~)お高く止まっている感じがなくとてもイメージが良いです。
私も書道をしています。先生になるのが夢です。
またブログに遊びにきま~す。

投稿: さるさるさ。 | 2007年12月 4日 (火) 02時43分

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