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2008年6月27日 (金)

無題(その1)

森大衛の周りにいる人達は、
森大衛がメディアに出ているから集まった人達ではありません。


僕が真剣に臨書をし、がむしゃらに作品を書いてきた日々を知っている人達や、
存在を知ったきっかけはテレビでも、その姿勢を作品から深く察知できる人達。


僕がテレビなどのオファーに応えることしたのは、
僕の作品を評価してくださる諸先輩方、応援してくれる同輩、
書道用品の業者さん、愉快だけど真面目な生徒達や友人達の存在があったから。


「テレビに出たら注目されて活躍できるチャンスがきた!」
なんてことは考えてなかったと言えば嘘になります。
けど、自分が培ってきた技術と実績は視聴者を
納得させるだけのものがあると思っていました。


なぜそんな自信があったのか。
それは、毎年何千点もの作品が出品される展覧会で、
どこの馬の骨ともわからぬ僕の作品が賞に選ばれたことは
青天の霹靂のようでした。
いや、夢は描いていました。
でも他の人がどんな作品を書いてくるかはわからないわけですから
夢はあくまで夢。出品前に審査員に下見してもらうなんてのも
性格的に絶対いやだったので、コネは一切ナシの初見での評価。


丁度、師匠の元を離れてから立て続けに賞を受賞しました。
26〜30歳くらいの時に。
普通は逆パターンで師匠の元で磨かれて様になるようになるのに、
師匠は僕を放り出すことで伸びる性格を見抜いていたのかもしれないですね。


厳しい審美眼の審査員が純粋に挙手のみの多数決で審査をする。
一年目はたまたま選ばれた一発屋かと思ったら、
審査員が替わる翌年もその翌年も選ばれました。
しかもすべて違う作風だったので出品票を確認したら森大衛だったという結果。
中央の展覧会でも地方の展覧会でも、価値観の違うさまざまな作風の審査員が
僕の作品を選んでくださいました。


今まで自分から審査員の先生に声をかけたことはありません。
「君が森君か」と先方から声をかけられました。
全体祝賀会に行くと「すごい新人を見つけたよ!」とか
「書道に必死になってるバカ野郎がいます!」なんて言われました。
バカってのは最高の誉め言葉です。


ということで、自分の判断や情熱、技法や表現法は
あながち間違いではなかったと確信していたからこそ、
メディアに出てもいいだろうと思ったのです。


しかし、出ることになったきっかけは、それもまた青天の霹靂でした。
自分からは一切アプローチしてないんです。


ってところで今回はここまで。
続きはまたそのうち。

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コメント

私が先生を知ったきっかけはテレビでしたが、
「この先生に教えてほしい」と直感的に感じました。
言葉には表せないけど、
字から湧き出る何かにひかれたのだと思います。


富山の方だと知って、これは絶対に無理だとあきらめました。
でも、どういうわけか今では教えていただくことができ、
不思議な巡り合わせに感謝しています。
教室でお知り合いになった方も、気持ちのいい方ばかりで、
長く生きてると、いいことがあるんだなぁと感じる毎日です。

これからも破門されない限りついていきたいです。

投稿: rie | 2008年6月27日 (金) 12時44分

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