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2008年7月19日 (土)

「獅」<特選>

1992年1月9日だったと思う。


実家に電報が届いていると母親が電話してきた。
「受賞の通知だな」と、アトリエから車で
15分くらいの実家にすぐに向かった。


急いでこたつの上に置いてあった電報の中を開くと
そこには<特選>という文字があった。


「獅」は、トップの「独立賞」の次の<特選>だった。


「あーあ、特選かよ!」と落胆した姿に
母親が「なに文句言っとんがけ?」と呆れていた。


毎年このように審査される独立書展では
<特選>でも相当高い評価を得たことになる。


悔しかった。


本来なら歓喜し感謝すべき受賞であるにも関わらず、
「悔しい」とは若さゆえの不遜な思考だ。
うちの生徒が同じことを言ったら「ボケ!」と一喝するだろう。


いっそのこと公募展への応募は辞めて、
独自の歩みを思考する手もあったかもしれない。


しかし、それは逃げになる。


来年こそは<独立賞>を取る!


そこからまた新たな1年がスタートする。

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