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2008年8月19日 (火)

'96「九天」

Kyuten


この「九天」は、'96の国民文化祭とやまで教育委員会教育長賞を受賞した作品。
「鐵牛」で県展賞を受賞した数ヶ月後だったので、
思い出してみるとこれが闘病中の父親に受賞の報告ができた最後の作品だ。


この作品は、水の代わりに日本酒を使用し、玄林堂の墨「九十九寿」で摩った。
純米大吟醸を100%使用。水は一滴も入れていない。
毎晩、晩酌をした父親が「にがい」と言って飲まなくなった日本酒だ。


これを書いた時の驚きは、通常水の場合は渇いた時に墨色が薄く淡くなるが、
書いた時の潤い感を保ったまま渇いたということ。


しかし、その後ふたたび全く同じように別の作品でやってみたが、
その時は水と同じように淡い墨色になった。


ゆえに、これはこの作品のみの偶然の賜物といえるかもしれない。

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コメント

先生はそれでも何度かお父様に親孝行ができたのではないかと
うらやましく思います。
私など何の親孝行もしないうちにあっという間に父は逝ってしまいました。
お盆のこの時期になるといつも
器用で字が綺麗だった父を思い出します。 

投稿: mi | 2008年8月20日 (水) 23時28分

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