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2009年1月 9日 (金)

さて

思いがけず好成績だった独立書展の結果ではありますが、
ここでひとつ受賞した人にも、しなかった人にも、
出品しなかった人にも、出品するつもりはない人にも
これから書をやってみようと思っている人にも、
鑑賞するのが好きなだけの人にも、
全く興味がない人にも話しておきたいことがあります。


コンクール形式の展覧会でありながら、
好成績を上げることだけが目的であっては本末転倒です。


展覧会を機に、己の技術を磨くことが最大の目的だからです。


たとえば、オリンピックで金メダルを取った人は、
相手を打ち負かしたから勝ったのではありません。
己の技をとことん磨いた結果が表れたのです。


「勝ったら嬉しい、負けたら悔しい」と思うのは人の感情として当たり前のことですが、
審査の本質は“その作品がその人にとってのベストが尽くされている”
という“命の輝き”にも似た存在感に対しての賞賛なので、
賞を受賞した人はその手応えをさらに生かし、
しなかった人はさらに自己ベストを尽くすべく邁進してもらえればよし。


森大衛が普段指導していることは、展覧会で賞を勝ち取るためのものではありません。
いつも“臨書で線質を鍛えろ”と言っているのは、
人間の潜在意識としてある“美”を追究しているから。
そこには“力”や“呼吸”そして
それが自然に“象(カタチ)”や“空間”を導き、
さらにそれぞれの想いが含有されて感動が生まれる。
アスリートの佇まいが格好良く美しいオーラを放つのに似ているかもしれません。
出品しない人も、観るだけの人も
その本質をわかっていただければ本望です。


何だか難しいことを言ってしまいましたね。
うちの教室には勝ち負けにこだわる人がいないこともわかっています。


ただこの展覧会を機にさらに充実した
書道ライフを送ってもらえたらと思います。


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コメント

コメント書くのが数年ぶりかな?
何回見てもやはり、心に響く字かいてるな!と思います。書は無理ですが油彩続けています。
前に飛翔と言う題で描きましたよ。今回は母の突然の死もあって、心はレクレイム・・最終章
と言う気持ちですが、近くにある大きな最終ゴミ処理場のコンクリートの建物を描きます。日本語にはどんな言葉がありますか?こういう質問をする場所ではありませんね・・すみません
山梨は今日今年2度目の雪が降り始めました。

投稿: ニュートン | 2009年3月 3日 (火) 11時01分

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