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2010年2月 7日 (日)

教わるということ(1

数年前、ある先生が長期入院されることになり、
そのお弟子さんから「月謝はどうすればいいと思う?」と相談されました。


森大衛は「支払うのが当然でしょ!教室や師弟関係が当然のように続いていることを
示さなければ「はい、さようなら。あなたはもう用ナシです」ってことを
暗に言ってるようなもんでしょ?闘病中の先生にそんな態度を示すんですか?
どんなに厳しい先生でもその先生から他の人にはない貴重なものをたくさん
学ばせていただいて、これからも修練中に気付かされることはたくさんあるはず。
病気になったからと手の平を返すような態度はありえない。
先生がいらないといっても、他のお弟子さんが達が渋っても、あなたは支払うべき。
「私はまだまだ修練して、先生に誉めていただける作品を書きます。だから先生も
早く元気になってまた指導してください。」という姿勢を示すべき。
「見舞いに来るな」と言われても、手本がもらえなくても、しっかり修練して良い作品を
書くことが、弟子として一番大事なことなんじゃないんですか?
もし、先生がお亡くなりになっても、「私は最後まで先生の弟子でした」ということを
示すのが師匠への恩と敬意であり、学んだ弟子としてのプライドというもの。
月謝を払うか払わないかなんて低次元な質問を、先生の弟子ではない僕に相談すること
自体が信じられない!」と半ば怒りで泣きそうになりながら言いました。


しばらくして、残念ながらその先生は他界されました。


しかし、翌年そのお弟子さんは大きなを受賞されました。

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コメント

身が引き締まる思いで拝読しました。
僕の先生も昨年ご病気で1ヶ月休講されたのですが、僕の場合は、まず先生の講座が所属する文化センターへご病状を問い合わせ、先生へお見舞いの葉書を書いたりしました。幸い重くなかったので翌月復帰されました。
僕は全くの初心者から入門したのですが、半年間は自分の不出来が嫌で、年度末で辞めようかと何度も思いました。
しかしそれが過ぎてリラックス出来るようになると、お手本代の元を取ろうなどという不純な動機から、色んな手本にも挑戦するようになりました。
いつもユーモアたっぷりに指導して下さるのですが、毎回畏まってしまいます。

長文で申し訳ありませんが、師弟関係のあり方について大変勉強になりました

投稿: めじろん | 2010年2月19日 (金) 00時36分

アドバイス有難うございます。
私と同じように感じている部員もいるので、顧問に相談してみます。
4月から2年生なので、皆で協力して積極的に活動して行きたいと思います。

これからもブログ見させていただきます。ありがとうございました!!

投稿: q | 2010年2月15日 (月) 18時39分

僕も高校の頃は遊んでいたので偉そうには言えないのですが、
顧問の先生にさりげなく相談してみてはいかがでしょう?

というのは、高校生だとまだ何をどんなふうに練習すればいいのか
よくわからなかったりするんじゃないかと思われるからです。

最初は「書道って面白そう」と思ってもすぐに飽きがきます。
個性とか気持ちとか抽象的なことを言われても、ちんぷんかんぷんでしょ?
その解りづらい部分を先生ならどうすればいいか知ってるはず。


先生に強引にでも引っ張ってもらえると、
生徒達のハートにも火がつくんじゃないかな?

投稿: 大衛 | 2010年2月15日 (月) 09時45分

始めて書かせていただきます。
私は高校1年生なのですが、最近所属している書道部について悩んでいます。
それは、部員一人一人の書道に対する気持ちです。今年度は私を含め、10人の部員が入りました。しかし皆で一緒に遊びに行ったり、誕生日に一人づつ集金してプレゼントを渡したりなど"仲良しグループ"のようになってしまっています。
しかも皆の書道に対する気持ちもかなりバラバラで、部室でおしゃべりだけして、練習をせずに帰る子もいます。
私は書道がしたくてこの部活に入ったので、あまり嬉しくありません。
女子高生なのでこんな事は当たり前なのかもしれませんが、それのせいで練習が疎かになっているのも事実です。
私はどうしたらよいのでしょうか。
まだまだ素人ですが、宜しければ返答お願いします。

投稿: q | 2010年2月13日 (土) 23時14分

先生のお話はあの方々のお話ということはわかりました。

先生がそのお弟子さんを通じて亡くなられた某先生への恩をしめされたんですよね。

先生の机に山積みにされている古典の本の下にその気持ちが垣間見れます。

投稿: 某生徒 | 2010年2月11日 (木) 00時22分

森大衛は書と対話します。
なので、他の先生がどうなのか、他の分野の先生はどうなのかは知りません。


ですから悩むのが普通でしょうね。
でも、あなたが書をやっているならば、その答えはきっと紙の中にあるはず。


師匠が書かれた手本や作品、あなたが書いている古典や作品の中にあるはず。
そしてそれはきっと未来への展望に導いてくれるはず。


悩んだ上でどう書に立ち向かうかはあなた自身です。


ただひとつ言えるのは、もし立ち去ると決めても、
「最後っ屁」を放つような言葉や態度を残すことほど醜いことはありません。


そういう意味で森大衛は、某先生のお弟子さんからの相談にお答えしました。
そしてそれが奇遇にも結果に結びついたという事実を述べただけです。

投稿: 大衛 | 2010年2月10日 (水) 23時55分

初めまして。

こういう師弟関係のお話は(私も含め)身につまされる人が結構いるのではないかなぁと思います。

師匠という言葉は私にとってはすごく思い言葉に感じられます。

師匠が白と言えばカラスも白、というのが当たり前に通る絶対的な存在、というのが私の中の師匠のイメージなのですが・・・

師匠と弟子、先生と生徒、この辺の立場の違いが自分の中でモヤモヤした感じです。

個人的には最大限に敬意は払ってるつもりではあるものの、今回の森先生のお話程の心づもりが有るかといえば言葉に詰まってしまうのも正直なところ。

先生にとって教室で教えられている方々は生徒さんなのかお弟子さんなのか、教える側からみて違いがあるのかないのか等、またこちらで森先生の師弟観などをお聞かせ願えれば嬉しく思います。

投稿: ohsaka | 2010年2月10日 (水) 19時20分

森大衛は基本的にすべてのコメントを掲載することにしています。
掲載しないのは変な出会い系だけ。


なので、議論が白熱するのはどんな内容であれ大歓迎ですが、
森大衛自身は興味のある内容にしかお返事しませんのであしからず。

投稿: 大衛 | 2010年2月10日 (水) 14時04分

奇妙な書き込み現れましたね〜

・歴史が古いとか誰がどうとか何を言いたいんでしょう?(笑)
・この御時世に今までHPがなかったって、、、新たにHP作ったくらいで自慢げに、、
 家に初めて薄いTVがきた・初めて携帯電話を持った ように喜んでイキガッてんの?(笑)
・チンピラに限って組の名前を先攻させます「○○組のもんじゃ〜!」的な(笑)
・「権威ある」とかってどのツラ下げて言ってんの? 自分サイドから言うな!(爆笑)

いい大人(推測)なのに品格や品位がまったく無いし、長い文章も意味不明な文脈で、こんなレベルで書いてるくせに
会の名前や個人の名前まで書いちゃって、その会や個人の方の品格やまで下げてしまってること、
わからないんでしょうね〜?

森先生、まともに答えようがなくて当然!

俺は未熟な学生なんで、不適切な言葉遣いが多々あったとしたらお詫びします。

でも学校では教えてくれないこと学べました!!

PS. 女子高生達もよく見とけよ-!


投稿: 書道専攻の学生 | 2010年2月10日 (水) 13時43分

ranさんの質問内容には、人を侮辱し、さらに人を挑発するような悪意がありますから、まともにお答えする必要はないと判断させていただきました。


ベストなお答えを代わりにお返事差し上げていただければ幸いです。

投稿: 大衛 | 2010年2月10日 (水) 13時33分

森さん。人を侮辱するようなことを書くのは、いかがなものかとおもいますよ。
書道をあまり知らない人がみたらとか、考えてほしいですねえ。
同じ独立書人団であることが恥ずかしいです。

人の事を言う前に、もっと鍛練してください。あなたの線からは、まだ何も伝わって来ません。

投稿: | 2010年2月10日 (水) 11時56分

ハッキリ言っちゃいますよ。


つまらない質問。

投稿: 大衛 | 2010年2月10日 (水) 01時33分

謙慎書道会という昭和8年創立の由緒ある書道団体があります。
それこそ森氏が所属している独立書人団より歴史があり、当然ご存じと思います。
この書道団体は今までホームページを持っていなかったのですが、数ヶ月前にHPを新たに開設しました。
そのHPのリンクのページに「書象会」という団体があります。
これは謙慎書道会の重鎮だった上條信山先生が創始した団体で、当然その団体のHPには上條信山先生の紹介ページがあるわけですが、そこでの著書、論文、作品集の部分が全てWikipediaのまる写しになっています。
このページを執筆したのは田中節山という現在の書象会の理事長の方で、おそらく上條信山先生の一番弟子の方だと思います。
それを見て、「『弟子としてのプライド』があるなら自分の師匠のことくらい自分で調べろよ。」とこう思ったわけですが、そのことについて、なんでもハッキリ言っちゃうらしい森大衛先生はどう思いますか?
素人相手には辛口でも権威のある人に対してはたいそうなことは言えませんか?

そもそもなぜそのことに気づいたかというとそのWikipediaの部分を書いたのが他ならぬ私の知人だからです。(なぜか上條信山先生について調べていて資料が溜まったから書いたらしい)
思いがけないところで、見覚えのあるそれを見つけてびっくりしたらしいです。

投稿: ran | 2010年2月 9日 (火) 23時44分

紫舟さんがブログで龍馬伝の題字について書かれてるのを読んでみました。

それぞれの文字に対して福山さんのシャープ感、馬の動き、刀の軌道ともっともらしいことをおっしゃっている割りにあの程度の書っていうのには失笑です。

突き詰めれば、もっともらしい言葉自体も実はとても浅くて、小学生が動物園に遠足に行き感想文を書かされ「象はとても大きくて優しそうでした。」「ライオンは強くたくましくカッコ良かった。」と書いたくらいにしか感じません。

前回のNHK大河の題字の天地人などは書を完全に勘違いした愚の骨頂であり可哀想すぎて掛ける言葉すら見つかりません。

近頃あんな程度で書道家を名乗り、またそれを取り上げる新聞や雑誌やテレビやイベント会社などが不思議でなりません。
森先生や柿沼さんの作品を日本料理を極めようとしている料理人の料理に例えるなら、他の自称書道家でしかない方々の作品はジャンクフードであり、一般的に安くて美味しいからつい食べてしまうのかもしれませんね。
メディア関係もジャンクフードばかり食べてたら病んでしまうことを知るべき。取り上げるなとまでは言いませんが、バランスを考えまたその違いにちゃんと気付くべきです。

森先生をはじめ、有名無名にかかわらず日本には真剣に書芸術に取り組んでおられる方々がたくさんいるのできちんとした物を残して伝えていかれることを切に願います。


投稿: 匿名 | 2010年2月 9日 (火) 13時14分

森くん、こんばんは(^O^)
といっても誰かはわからないと思うけど(^_^;)

師に対する想いって書を見れば一番わかりますよね。
半紙から熱意がひしひしと伝わってくるんですよね。

投稿: こんばんは | 2010年2月 9日 (火) 01時04分

こんばんは。先生に対する人としての思いは大変大切だと思います。
『仁』『義』について人としての道を踏み外さないようにします。
ありがとうございました。

投稿: 川口高校書道部一同 | 2010年2月 8日 (月) 20時58分

そんなことを森大衛に聞くんですか?
森大衛はハッキリ言っちゃいますよ。


はい、あの人は羊毛長鋒の機能を身につけていないド素人です。
技術も知識も知らないと怖さも知らないんですね。
デザイン的にもダサいです。
書道ガールズ甲子園の女子高生の方が100倍上手く美しく操れます。
書や美、人に対する姿勢の差でしょうね。
美しくないものにどんな講釈をつけても美しくはないです。

投稿: 大衛 | 2010年2月 8日 (月) 19時06分

失礼します。龍馬伝といえば、題字を書いた紫舟という女性が今日のおもいっきりDONで実演していたのですが、森先生から見てあれはどうなんですか?僕は全くなってないド素人と思いました。

投稿: 龍馬 | 2010年2月 8日 (月) 17時39分

森先生はじめまして。

私は書を学びはじめてまもなく10年になります。最近は何のために学んでいるのか悩んでいましたが、目が覚めたような気がします。

昨日の龍馬伝は、黒船の来航を目の当たりにし、剣術など意味がないと一度道場を離れた龍馬でしたが、剣術を磨くことは人を磨くためのものと本当の意味を知ったお話でした。

これからも頑張ります。ありがとうございました。

投稿: U子 | 2010年2月 8日 (月) 13時29分

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