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2010年8月 4日 (水)

言霊の天才(3

6,7月のANAの機内放送では、
立川志の輔師匠の落語が流されていた。
まず、志の輔師匠は声が味わい深い。
落ち着いた口調としゃがれ具合が、
心地良く耳から奥の頭蓋骨に響く。


6月の演目は『猿後家』
7月は『井戸の茶碗』

富山便はフライト時間が短く、
演目を丸ごと聴けることは稀なので
往路復路と何度も聴いた。


また、それぞれの演目に導入する前の
フリートーク(まくら)が興味深く面白かった。


「AさんよりもBさんの方が綺麗」と言うと、
Aさんは浮かばれない。
なので、
「Aさんにも増してBさんは綺麗」と言えばいい。
それでAさんは救われる。


日本人は優柔不断だと言われるが、
それは双方どちらにも気を遣う
国民性の良いところ、
「Yes or No」と聞かれたら、
堂々と『or!』と答えればいい!


軽快なのに知的で「ガッテン!」と
うなづける笑いだ。
さらに、それをどんな口調や抑揚で語るかで
効果も違ってくる。


『…にも増して』は、
強弱をつけて繰り返し話すことで説得力が増し、
『or!』は、
一回だけ力強く言うことで刺激的な効果がある。


そういう洗練された表現のセンスが
書表現にも必ず通じると思う。

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コメント

以前、主人と
「志の輔さんの高座を聞きに行きたいね~。」
と話していたことがあります。
チケットが取りにくいとも聞きました。
いつか、実現したいのですが。。。

投稿: 天 | 2010年8月 4日 (水) 12時11分

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