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2010年10月 7日 (木)

榊莫山先生が旅立たれました

といっても、森大衛は面識はなかったのですが、
富山の知人が地元の先生に師事しながらも、
莫山先生にも師事し、筆致が澱みのないタッチに
変わっていったのが印象的でした。


さて、ふと書棚に目をやると、莫山先生が講師をされた
NHK趣味講座「書道に親しむ」のテキストがありました。
1988年のものです。

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ただ、買ってはみたもののパラパラと目を通しただけで
この本はずっと眠っていました。
当時の森大衛はあまり魅力を感じなかったのです。
番組自体も1度くらいしか見なかったように思います。


ところが、今あらためてテキストを見て唸りました。


<張猛龍碑>の臨書
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<争座位帖>の臨書
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しっかりとした古典の裏付けのもとに、
個性的な創作の道に進まれているのです。
昨今のおママゴトロゴ書き屋とは一線を画します。


墨や紙などの扱いも秀逸です。
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プロフィールをみると、
若い頃は書道界の重鎮に師事されていました。
(クリックで拡大)
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また、毎日展草創期には前衛部門において、
篠田桃紅女史らと共にグランプリを受賞されているはずです。


さて、1994年から1995年まで放送された、
NHK朝の連続テレビ小説「春よ、来い」のオープニングの
タイトル文字が森大衛は深く印象に残っています。

当時、うちの父親が癌で闘病しており、
様子を見に通っていた病院のロビーで、お昼の12時45分になると
ユーミンの「春よ、来い」のピアノのイントロと共に、
獏山先生のタイトルがテレビ画面に映り、
橋田壽賀子さんの旦那さんが癌で闘病されていた
ドラマの内容とも被って、今でもその時の光景が目に浮かびます。


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獏山先生のご冥福をお祈りいたします。
そして、あらためてNHKのテキスト等から
たくさんのことを吸収したいと思います。

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コメント

ご冥福をお祈りいたします。

投稿: ごまちゃん | 2010年10月 7日 (木) 22時47分

莫山先生の書かれた本を読んだ事が有ります。
とても人間的にも魅力のある方だと思ってました。

書も・…素晴らしい・・・。

以前テレビで、自分の髪の毛で筆を作って書いてみた…とおっしゃってて。


今ある莫山先生の著書や書から…学びたいです。

投稿: ぐりぐら | 2010年10月 7日 (木) 17時34分

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