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2011年1月12日 (水)

第4回「全国高校生大作書道展」より

独立書展と同時開催の「第4回全国高校生大作書道展」は、全国の高校生および高等専門学校生を対象として
若者の熱情溢れる「書の大作」を募集するものです。芸術教育の一環として、
日本の伝統文化を愛し、「書」を通して若者の感性と創造性を磨き高め、
健全な精神の育成と個性の伸長を図るとともに、全国の「書」を愛する
高校生同士の文化交流の機会にすることを目的としています。
平成19年に始まった本展は今回で4回目となります。
今回は、全国の高校51校から203点の応募がありました。
ここには厳選をくぐり抜け受賞した、文部科学大臣賞1点、大作大賞1点、
大作準大賞1点、大作優秀賞13点、合計16点の作品が展示されています。

展覧会目録より


以前のブログにも書いたけれど、
全国には書道パフォーマンスと同じくらいのサイズの紙に
ひとりでクオリティーの高い作品を仕上げられる高校生がたくさんいます。
荒削りな部分もあるけれど、将来有望なアーティストが200人以上いるということです。
しかも書の基本中の基本である臨書を全身で吸収していることが伺えます。
悔しい思いをした生徒が187名もいるということになりますが、
彼ら彼女らも日頃から積み重ねた鍛錬が決して無駄にはなっていないはず。
環境的に大作に挑戦していない高校生はその何十倍もいるわけですから、
その将来性は計り知れません。


森大衛が数年前の会議で「高校生が参加できる展覧会を」と提案したことが発展して、
全国の高校生達の情熱に繋がったことを心から嬉しく思います。


どんな分野でも「どうせ一般人には善し悪しがわからないんだから」と
安易なパフォーマンスを繰り返すだけでは限界があります。
見る人は見ています。しっかり見ています。
そうじゃない人は無責任に眺めてるだけで興味がなくなれば離れます。
世の中とはそういうものです。
書を本当に愛し、厳しい眼で見ている大先輩達に認められてこそ
本物になれるのですから、これからもお互いに頑張っていきましょうgood


そうそう、皆さんの身近にいる顧問の先生方のほとんどは、
書道界のエリートでありアーティストです。
その方々からたくさんの貴重な話や卓越した技法を吸収してください。
嫌がるくらいに食いついて盗んでください。(笑)

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コメント

どんな分野でもブームはいつか終わるもの。
生き残るのは本物だけ。
将来の本物に期待しますsun

投稿: 天 | 2011年1月12日 (水) 10時24分

上野松坂屋でもセントラル美術館でも偶然森先生と遭遇しました。
いろんな先生方が口々に元旦のズームインの醜態について話されていて、
今回は無関係だった森先生が困惑されていたのが印象的でした。
学生達の将来を考えるとあれはないですよね。。。心中ご察しいたします。

でも、さすが森先生。
会場で若い女性達に写真を求められて快く笑顔でscissorsされてましたね。

投稿: あやこ | 2011年1月12日 (水) 02時34分

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